手越くんが会見を終えて食事を後回しにして向かった先。
それはファンの前だった。 
きっと会見とは別にファンに話したいことがあったんだろうし何より手越くん自身がファンと会いたかったのかもしれない。
ファンが手越くんに会いたくて言葉が聞きたいと願っていた時間、手越くんも同じように自分の言葉で話したい自分のファンに会いたいと思っていたのかもしれないな。

会見後の疲れを見せることなくファンの前に現れた手越くんはこうやってみんなとやり取り出来るの不思議、楽しいね、と笑顔だった。
楽しそうに嬉しそうに自由に自分の言葉で質問に答えていく手越くんは水を得た魚のように生き生きしてた。
私は以前のように『手の届かないアイドル』の距離感も否定しない。ただ今の手越くんが選んだのは『ファンの近くにいたい』だったんだと思う。SNSを活用していてもコメントを受け付けないことだって出来た。でも彼はファンのコメントだけじゃない。今までは分からなかったファン以外の人の言葉も聞きたかったはず(実際YouTubeのコメント欄を見ているととても楽しいし好意的なコメントばかり。と同時に口汚いコメントを残すのは一部のジャニーズファンだったりして自分がいた世界がどれだけ狭かったかを思い知らされた)もちろん彼を否定することばも一緒についてくるけどそんなの彼にとってはなんでもない。ごく一部の意見としか見てないのかもしれない。
それは会見後の配信を見ても分かる。
口汚いコメントや冷やかしもあったけれど彼は終始嬉しそうだった。待ってくれていたファンに自分の言葉で話せること、自分のファンの言葉に直接答えられることの嬉しさが上回っていた感じがした。
あぁ手越くんが求めていたファンとの距離、今はこれなんだねって思えた。

そこからの手越くんはずっと忙しそうで楽しそう。
慣れない自撮りをアップしたりYouTube、生配信、引っ越し、撮影。毎日のようにアップされる手越くんのスケジュールを見ては今日はどこで何をして何を食べたか、が分かるwあの地獄のように音信不通の日々はいったい…と思わずにはいられない。


あんなに嬉しそうに楽しそうにしている姿を見ると私自身もそんな口汚いコメントを目にしてもスッと通りすぎるようになった。
私が見ている手越くんは今ここにいる手越くんでその手越くんがこんなに楽しそうにしている、これが全てなんだね。
実際口汚いコメントなんて本当に一部。ただ目につくから気になるだけ。
私もいつか自動的に視界から外れる能力身に付かないかなー、そんなことを思いながら今日も笑顔いっぱいの彼を近くで応援出来るありがたみを噛み締めている。


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